森林のプロフェッショナル
「中はりま森林組合姫路支所」

ひまわりが鮮やかに咲く季節、
中はりま森林組合の皆さんを訪ねました。

姫路市の森林面積の約60%が市北部地域の安富町と夢前町に広がっています。安富町は、自然豊かで昔から林業が盛んな町です。
子供の頃に植林や下刈作業を手伝ったことがある、という安富町の人のお話をよく聞くことがあります。

 

今回は、安富町の森林・林業について中はりま森林組合 姫路支所長の川西 孝行さんにお話を伺いました。

現在、姫路支所の職員は13名。20〜70代までの幅広い年代の方々が日々森林や林業にまつわるお仕事をされています。
管轄区域は姫路市全域で、その事業内容はインターンシップの受入や就業支援等を行う”指導部門”、造林や災害対策等を行う”森林整備部門”、木材の販売や加工を行う”販売・加工部門”、苗木や薬剤、林業資材の販売を行う”購買部門”と多岐に渡ります。

「森林・林業に関する仕事については、すべて対応・実施できるよう頑張っています」と川西さんがお話してくれました。

姫路支所の建物は旧富栖村(現在の安富町北部地域)の役場だったのだそう。
白い外壁に石造りの玄関ポーチはレトロで可愛いらしい雰囲気です。

直ぐそばには以前は村役場だったことがわかる石碑も立っていました。

支所横の立派な倉庫。富栖杉を使用して建てられ、太い柱と梁は近くで見ると迫力満点!

支所内は天井が高く開放的な造り。

繊細な凹凸と、木の温もりが感じられる格天井。

支所の中心には中庭がありコの字状に作られた回廊は風情があります。

木枠のガラス引き戸。

 

姫路支所内は全体的にレトロで可愛らしい雰囲気で昔懐かしい気持ちになりました。

取材当日はあいにくの雨模様。作業員の皆さんは姫路支所にて薪割り作業をされていました。

切り出してきた木を適当な大きさにチェーンソーで切っている様子。
薪となる木は里山整備で危険木等の伐採時に出た広葉樹を使用しているそう。

薪割り機で木を更に小さくカットしている様子。お二人の息がピッタリでした。

薪用に切り出された木を数本ずつに分けて針金で丁寧に束ねる様子。
乾燥させて出来上がった薪はイベントで使用されるそうです。

安富町北部地域で採れる「富栖杉」は心材が淡赤色で木目が美しいのが特徴。
「明治末期から大正・昭和と安富町の林業に携わった先人たちが、九州地方から苗木を持ち帰り選抜育苗と研究を重ねて病気に強く優良な杉木をつくり出しました。それが富栖杉です」と川西さんが教えてくれました。

現在、富栖杉は、姫路駅周辺施設や安富こども園などの公共施設でも使用され親しまれています。

こちらは姫路駅キャッスルビューの様子。

床や壁に富栖杉がふんだんに使用されており温もりのある空間が広がっています。

所々に設置されたベンチ。

多くの人に使い込まれて飴色になった木目もまた味があります。
姫市駅をご利用の際は是非注目してみて下さい。